蛇体道探索-その2



平成24年6月18日

  山口屋散人様が、昨年8月に続き再度「蛇体道」探索にチャレンジされたそうです。
    http://ootaki.xsrv.jp/jyataidou.html ←昨年8月の探索
今回は、前回の倍くらい距離を伸ばされ、峠の少し先まで行かれたようです。
 本当にこの方の行動力のすごさにはいつも驚かされます。
こんなに頻繁にお散歩されて、商売のほうは大丈夫なのかなと?要らぬ心配をしてしまいます。
お散歩と言っても私の徘徊とは違い、あちこちを駆け巡っておられます。
詳しくは下記URLからどうぞ。
    http://yamagutiya.seesaa.net/

以下、山口屋様のメールの抜粋転載です。
  「昨日、蛇体道を峠越えまでですが、行ってきました。片道2時間くらいでした。
  途中に似た地形の所があり、去年はそれに騙されて、峠だと勘違いしたみたいです。
  途中の道は昨年より荒れていましたが、峠は比較的きれいに残っていました。」


 前回も書きましたが、この「蛇体道」は大滝集落の祖父や父母が炭焼きをし、山菜取り、松茸・舞茸などキノコ採りをした生活に欠かせない道でした。
子供たちもこの道を使って、酸っぱい山ブドウや甘いあけび採りなどで、おおいに楽しんだものでした。

 また小学校高学年から中学生くらいになると、岩魚捕りに蛇体の川まで行ったそうです、蛇体の川(おそらく茂庭ダムに流れ込む烏川の支流)には
30cmから50cm位の超大物の岩魚が沢山いたそうです(先輩・渡辺智さん談)。
残念ながら、私は岩魚捕りに蛇体の川に行ったことが有りません。
 また、遠く、明治から大正時代にかけて「蛇体鉱山」で銅の採掘をしていたそうですが、その形跡は現在まで確認できていません。
しかし、同時期に採掘されていた「大滝鉱山」は私の子供の頃まではその跡が有り、採掘跡のトンネルを芋の保存庫として利用していました。
鉱山の採掘トンネル内は年中温湿度が一定で穀物の貯蔵には最適だったようです。
今でも葭沢橋の大滝側出口から左の山手を回り込んで、饅頭屋の川向に行けばまだ銅鉱石を掘ったトンネルが残っていると思いますが、
私が見てから50年以上経っていますので定かではありません。・・・晩秋の葉が落ちた頃に対岸の饅頭屋跡地から確認できるかもしれません。
この辺は小川の谷底が深く、転落したらまず助かりませんので行かないでください。

またいつもの悪い癖で、能書きが長くなってしまいました、では 山口屋散人様から届いたGPS画像と動画をご覧ください。


 
昨年8月の到達点

 
今回の探索軌跡(GPS画像)

 
峠付近の軌跡(GPS)

 
グーグル地図で見る蛇体道
ほぼ山口屋様が探索されたと同じルートがGoogle地図に載っているそうです


動画
バックで聴こえるニイニイ蝉の鳴き声もまた懐かしく思えます。


山口屋散人様 ありがとうございました。