「こぶがはら」は古峰ヶ原と書き、ご本山は栃木県鹿沼市草久古峯ヶ原(こぶがはら)に鎮座しており、古峯ヶ原と
は地名(本山神社の所在地)です。 御社(やしろ)名は、古峯神社(ふるみねじんじゃ)が正しいようです。
御祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)であり、火防の神として祭られ、その後は家内安全・当病平癒・身体健全
など総ての開運・除災・心願成就の神として関東東北地方に広く講を設け崇(あがめ)られるようになったそうです。 大滝集落の「こぶがはら様」もご神体の刻碑からその講の分祀に間違いないようです。
また、なんと福島市の信夫山北側斜面の一般道路沿いにも火伏の神として古峯(こぶがはら)神社が祀られている
ことが判りました、 ご神体はやはり日本武尊(ヤマトタケルノミコト)です。 胡桃橋を過ぎた油井武さんの家が有った付近【大滝の記録(大滝開郷100年の歩みの中の昭和10年
の大滝集落状況図のO(元佐藤重右エ門氏宅の左】から山に入り探索されたようです。 佐藤重右エ門氏が大滝を離郷後に油井氏が入居し私が幼少のころは油井武さん一家が住んでいました)
「わが大滝の記録」の昭和10年頃の地図に胡桃橋の近くに「長尾藤松」さんの家が存在した記録が有り、更に「わが
大滝の記録」誌によると大滝開祖と目される方々の中に長尾藤蔵様の名が記してあり、長尾家がお祀りしたものに 間違いないかと思います。…私が物心が付いた頃には、既に大滝から引っ越されておられました。 平成元年に開催された離郷10周年記念大会にご子孫の「長尾藤三様」が参加されています。
その下付近の崖には、有線放送のスピーカーが落ち、錆びずに枯葉に埋れています。
この鉄柱とスピーカーは大滝集落全員が資金を出し合って昭和30年代に大滝橋の近くの須田和市さん宅に設置し
た集落でたった1台の電話を有効に使うためのものでした。 昔、電話がかかってくると、電話設置場所の須田和市さん宅から 『・・・・さーん、電話だぞーい!!』と村中に聞こえ
るように放送していたのを思い出します。…放送が有った該当の家の人は駆け足で須田さん宅まで行っていたのも 懐かしい思い出です。
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