大滝の植物 -2  





幸蔵滝付近の植物
2009年7月 撮影 : 伊藤弘治さん

エゾアジサイ(蝦夷紫陽花)
エゾアジサイは日本の豪雪地帯固有のアジサイで、雪と深く関わっているそうです。






ミズナ(ウワバミソウ)群生地


ウルイ (オオバギボウシ)


ショウジョウバカマ (花は5月頃)


薬草 オウレン(黄蓮)


ジンジソウ(人字草)…ユキノシタ科 … 花は4月




写真提供 : 高野英治さん
撮影 : 伊藤弘治さん
2008-4-28  2008-5-6

ここから下の写真は高野さんが、大滝を離れる時に大滝の植物が忘れがたく
鉢植えにして福島の自宅の庭に移植したものだそうです。
もう、大滝では乱獲されてしまい、あまり自生していないようです。

大部分の物が薬用植物の様ですが、我々の故郷大滝の貴重な財産ですので、
採取は控え、見ることだけを楽しみましょう。
名前の判らないものについてはここのホームページで聞いています。



高野英治さんが大滝から持ってきた中で、一番大切にしているという 大滝名『八つ目』です。
正式名称は「ミヤマノキシノブ(深山軒忍)」別名「八つ目蘭(やつめらん)」だと思いますが、
日本では絶滅したとされる「ヒトツバノキシノブ」のような気もします、だとしたら凄いことです。
『八つ目欄』は漢方薬として清熱・利尿・止血の効能があり、
浮腫や淋病・扁桃炎・血尿などの治療に用いられています。



大滝の『イワヒバ』です



これは『イタドリ』のようです。
茎がすっぱく『スカンポ』の仲間だそうです。



これは『イワウチワ』
『イワカガミ』と葉っぱが似ていますが、花が違います。



『イカリソウ』・・・花の形が船の碇(イカリ)に似ているところから名づけられたそうです。
(強精薬・・・花、茎、葉)



これは大滝名『うらじろ』の花です。
正式名は『石楠花(しゃくなげ)』です。
これは利尿・強壮薬と言われて葉を乾燥させて煎じて飲む人が居ましたが、
どうも、中国の石南(しゃくなん)と間違えて伝えられたようです。
実際は薬用効果は確認されていないそうです。
そういえば私が中学生くらいの時に、業者が石楠花の葉を買いに来て、
大滝の人は総出で石楠花の葉を摘んでいた時期が有りました。
私も、夏休みに石楠花の葉を摘んで小遣い稼ぎをしていました。


石楠花の花が咲き誇っています、綺麗ですねぇ



真ん中上のは、『オーレン(黄連)』だと思います。
根が黄色くて凄く苦い --- 煎じて飲む(胃腸薬)
私の大滝の実家の小川を挟んだ裏山の斜面にも沢山自生していて、
今は亡き御山に嫁いでいた叔母が里帰りすると、必ず採りに行かされていました。
叔母は胃腸が弱かったのでしょうね、、??、 今は自生しているかどうか不明です。



ユキノシタ科の 『ジンジソウ(人字草)』です。
これも多分薬草だったと思います。…葉を炙って皮を剥いて火傷の貼り薬???



『アマドコロ』… 根が精力剤・糖尿病薬になる。
似ているものに『ナルコユリ』が有りますが、
茎の断面が丸いのが『ナルコユリ』,角張っているのが『アマドコロ』だそうです。
また、『ナルコユリ』は近縁種ですが、葉に斑が入らないそうです。



カキドオシの変種 『グレコマ』のようです。



『日本桜草(サクラソウ)』(中央)
周囲の白と水色の花は『ワスレナグサ(勿忘草)』の群生です。



大滝名『じじばば』です。
正式名 『シュンラン』
根を磨り潰しクリーム状にして塗るとヒビ、アカギレの薬に成ります。



これは『イワオモダカ』の様です。
全国的にも希少種で、色々な県で「絶滅危惧植物」に指定されています。



これは『ワスレナグサ(勿忘草)』と『葉わさび』です。


高野さん貴重な写真のご提供ありがとう御座いました。



ここから下は伊藤弘治さんの投稿です。
今ではなかなか見つからなくなった日本古来のタンポポとどこでも見つかる外来のタンポポの
見分け方を教えてくださいました。
『日本タンポポ』 --- 大滝で見つけたそうです。

花の下のガクが閉じているのが
日本タンポポ


『西洋タンポポ』
ガクの開いているのが西洋タンポポ




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