あとがき




参考資料

郷土史誌 『わが大滝の記録』 完成までの推移

 昭和49年2月に『第1回大滝会』が飯坂温泉で開催され、この時に故郷大滝が過疎化していく状況を憂い、このま
までは故郷が無くなると察知した有志の方3名が、昭和52年は大滝開郷100年目に当たることも鑑み、『昭和52年迄
に郷土史を作る意義は大きく、また是非とも郷土の歴史を後世に残すべきである』と考え、郷土史編纂を企画立案し
個別に集結した。
 紺野健吉、須田辰雄、後藤ユキの有志3名様が昭和50年10月と昭和51年1月の2回、須田辰雄様宅に集まり事前
会議を持つ、この席で 『事が大きいので編集委員会を組織して実行に移すこと』 を決定。
 有志3名に加えて、佐藤勝男、斎藤源右衛門、渡辺清治、須田正見、草刈フミノ、奥野ミサオ、深田キクノ、
渡辺要一、高野孝治、紺野兵蔵、渡辺角右衛門の11名様にも編集委員を依頼することとした。
 上記14名の委員が昭和51年2月22日に郷土史編纂のため紺野健吉様宅に集まり、『第1回編集委員会』を、開
催。 この時に郷土史誌の名前を 『わが大滝の記録』 とする事とし、編集内容、役割分担、日程等を決定。
 しかし7割程進んだところで、資料不足等で行き詰まり大苦戦、打開策として『第2回編集委員会』を、『大滝を自由
に語り合う座談会』と銘打って、同年8月22日に大滝公民館に、大滝在住の人達や、既に大滝を離れて福島市近郊
で暮らしている諸先輩の方々に集まって戴き開催。
 この席では、郷土史『わが大滝の記録』の情報を収集するために、酒を酌み交わしながら昔話で記憶を呼び戻して
もらい、その内容を各編集委員が宴席を分担してメモを取ったり、テープレコーダーに吹き込んだりする等なみなみな
らぬご苦労をされた。
 また、問題点や疑問点が発生した時は、その都度大滝出身の古老や先輩諸兄の家を訪ね歩いて話を伺ったりと、
より間違いのない郷土史を作成すべく、艱難辛苦のご努力をされたようです。
 編集が終ったのは、昭和51年12月中旬、製本完成が昭和52年1月14日で、企画立案の昭和49年2月から、実に
3年近い歳月を要しています。・・・先輩諸氏のご苦労に頭が下がる思いです。

 【 発行部数300部、金額35万円 】

 昭和51年1月16日、紺野健吉様宅で第3回編集委員会を開催し、大滝会員への郷土史配布の段取りと、第2回大
滝会の開催日取りを、大滝開郷100年目に当たる昭和52年2月頃と決定。
 『第2回大滝会』を昭和52年2月19日、飯坂町湯野の県婦人会館で開催し『わが大滝の記録』を出席者に配布。
 昭和52年2月末迄に、郷土史発行へ寄付を戴いた大滝会全員へ 『わが大滝の記録』の配布を完了。併せて故郷
の歴史を後世に残すため、福島県立図書館の蔵書として3冊の収蔵を依頼した。

 上記の編集委員名は、『わが大滝の記録』誌添付の編集経過を参考にしましたが、もし漏れておられる方がおりま
したら、ご容赦のほどお願い致します。

平成20年8月 紺野文英 追記




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