蛇体道の入り口(西川橋下)から引き返し地点(約50分)までの大体の写真です。  
   
 50年も前のことなので定かでは有りませんが、中央の沢水を飲むための水場が設け
てあり、ここで休憩してススキの葉やフキの葉で水を汲んで飲んだ記憶が有ります。

 
   
   
   
   
   
   
   
   

蛇体道探索

紺野さん、こんにちは。

何回か入ったことのある蛇体道ですが、GPSロガーで道筋を記録しようと
久しぶりに入ってみました。
慣れない機器で、ミスってしまい、ノー記録でしたが、少しだけ画像が残りました。
近年、歩く人が少ないのか、葉がおおいかぶさり、所々ハッキリとしていた道幅も
狭くなっておりました。

引き返し地点は広場のような所で、歩き回れるくらい樹木も無く、草も背丈が
低いものばかりでしたが、荒れ放題という感じになってました。
道はこの先にも続いていますが、以前はこの地点から右に(東に)入っていく
踏み跡が見られたのですが。
とりあえず雰囲気の一端は感じていただけるかと思います。

動画
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GPS画像

 山口屋散人さんが8月10日に大滝の旧西川橋から右に山道に入る通称「蛇体道(じゃたいみち)」の探索をされ
写真と動画を送ってくださいましたので、掲載いたします。
 この道は明治30年代から大正初め頃にかけて採掘された蛇体銅山の鉱石運搬道として開鑿されました。
蛇体鉱山閉鎖後、大正から昭和初期頃は山菜採りやキノコ(松茸・舞茸)狩りが盛んに行われ、この道を蛇体から
茂庭まで山菜を採取して歩き、茂庭集落で一泊して翌早朝、当時は東北一の温泉地として大いに繁盛していた飯
坂温泉に下りて旅館に山菜を売りさばき現金に代え、万世大路を通って大滝集落に戻ったと祖父から聞いたことが
有ります。
 昭和時代は旧大滝集落の人達が炭焼きや山菜採り、岩魚や山女魚獲りに使った大切な道で、私にとっても今は
亡き父に炭焼きの道の途中まで連れられて、冬は針金で手作りした罠を仕掛けて野兎を獲ったり、秋にはアケビ
採りをした大変懐かしい道です。
 私は魚とりはあまり好きではなく獲ったことは無いのですが、蛇体の沢には昔は50cm超の大物の岩魚や山女魚
がウヨウヨいたそうです。
 現在、蛇体の住所は「福島市飯坂町茂庭字蛇体」となっており、地理的には茂庭の一部になっています。

 では、下記に山口屋さんのメールを添付いたします。